大学院卒業後に就職した憧れのスポーツメーカー社員時代は仕事人間で
寝る間も惜しんで働き、実績を多く積むことが幸福の近道と信じてがんばっていました。
世にヒット商品を出し、忙しくしている働き盛りの４０歳
突然の妻への余命宣告
家庭の心配事で仕事も手につかず、開発研究者として新しい発想もまったく湧かなくなり
私自身が心身ともに弱ってしまい出社できなくなるまでになりました。
その際に私を支え、応援してくださった上司や同僚の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。

妻は数年の闘病を経て幼い娘二人を残し他界 私はシングルファザーとして子育てをするために会社を辞め
自宅で「元氣塾」という 小さな学習塾を始めました。
「元氣塾」という看板を見て入塾を希望するのは
元気がなく周りの人とのコミュニケーションが苦手
姿勢が悪くいつも疲れていて無気力に見える子供
または不登校の子供達
その子達と一緒に過ごす中で気づいたのは
勉強の楽しさや、動機が見つけれらず、自信を持てない
成績も低迷しモチベーションも上がらないという状態だということ

そこで私は子供達の意欲を湧かせることが必要だと気付き
私はスポーツメーカー時代に関わった一流アスリート達が 日常や試合の本番で実践している
呼吸や姿勢を意識するワーク・テニスボールを積む脳トレ・視覚を利用した集中力アップの方法を実施しました。
子供達の様子をつぶさに見つめ、時には塾の外でキャッチボールを一緒にして気持ちを発散させたこともあります。
毎年、夏休みには塾長仲間たちと「活躍するかっこいい大人」を呼んで話を聞き将来の夢を発表する
「夢合宿」を淡路島で開催
すると元気がなかった子供達がたくさんの奇跡を起こし始めました 。

こういった取り組みからPTA（教員・父兄）・学校・教育機関・スポーツチームから講演依頼が来るようになり
やがて「元気な大人」も作って欲しい！と企業からの講演・研修依頼を頂くようになりました。
そこで気づいたのは現代のビジネスマンも子ども達と似たような悩みを抱えているということ。
かつての私のように様々な事情を持った方もおられると思います。
集中力とは自分自身から溢れ出る心からの動機を見つけ楽しみながら取り組むこと
あるがままを見つめ「今、目の前のこと」に一つ一つ取り組む習慣、メンタルを持てるようになることでストレスも減らし必ず結果を引き寄せることができるようになります。